ロビーのソファー | 椎名啓二さんの家具

エントランスホールにも、椎名さんのソファーが入った。いろいろな機能がもりこまれることになり、かなり大きなものとなった。
半円形の中央部は、花台として使うことがイメージされている。下の写真の中で飾られている花は少し小さい。イメージ的にはもっと大きなもの。
背面の立ち上がりは、目隠しが欲しいという施設側の要望を受けたものだが、アレンジが加えられ、飾り棚としてつくられることになった。
ソファーは取り外し式。ダイニングのソファーと共通の作りとなっている。色違いのダイニングのソファーと取り替えることもできる。ソファー
 
ソファーの後側。花台下のスパースが、そのままではデッドスペースとなるため、収納となっている。
ソファ背面
 
ソファーの飾り棚
立ち上がりの部分のディテール。布貼りの部分はスチールを心材として、両面に布を貼ったもの。軽い円弧を描いているため、薄くても自立する扉として作ることができたようだ。棚の上下に溝がついてあり、その範囲でこの扉は引き戸のように動く。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら