スーパー白洲そとん壁W

防火規制がかかる都市部の木造住宅の外壁は多くの場合ガルバリウム鋼板を使います。コストから考えるとサイディングの方が安いのですが、ガルバリウム鋼板の方がメンテナンス性が高いと考えています。

塗り壁とする場合はスーパー白洲そとん壁Wを使いたいと考えています。ジョリパッドなどの通常の塗り壁はモルタルの上に仕上げを薄塗りします。それに対してスーパー白洲そとん壁Wは自然素材100%のシラスの無垢材を外壁として使います。塗り替えなどの必要性が他の塗り壁よりも少ないと考えています。

私がメンテナンス性が高いと考えているのは、ガルバリウム鋼板とスーパー白洲そとん壁Wなのですが、ガルバリウム鋼板の方が一般的には安く仕上がるので、こちらを使うことが多いです。

設計中の不動前のスキップフロア住宅でもガルバリウム鋼板を使っていました。A社とB社で概算を取ったのですが、ほぼ横並び状態。するとA社がスーパー白洲そとん壁Wを減額案として提示してきましたので驚きました。話を聞くと協力業社の左官業者が優秀でかつ価格も抑えて仕事ができるとのこと。施主が元々スーパー白洲そとん壁Wを希望していたこと、B社では逆にーパー白洲そとん壁Wの採用が増額することが分かりましたので、今回はB社にお願いすることになりました。

自宅でもスーパー白洲そとん壁Wを使いました。家族にはガルバリウム鋼板が安っぽく見えるらしく反対されたことが理由の一つです。色はW-121の白。仕上げパターンはスチロゴテ仕上げとしました。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら