竜泉の家上棟

先週末は、竜泉の家が上棟した。まず、午前11時頃現場に向かう。
柱は全て立ち上がり、クレーンで梁を搬入している最中。現場の前面道路は、それほど広くはないのだが、バス通りとなっている。更に大通りの交差点の近くであり、交通規制などには気を遣う場所だ。
鉄骨上棟
午後4時半、再び現場に向かう。
主要な柱・梁・階段の鉄骨部材は、全て組み上がった。構造的なチェックは後日、構造事務所におこなってもらうのだが、意匠側としていつも気になるのが階段の歩行感だ。
構造計算上はもちろん問題ない設計とはなっているのだが、実際に歩行したときの感覚までは設計時点ではわからない。この日も早速階段に登り、歩行感を確かめようとしたが、まだ仮止め段階なので、よくわからない。
鉄骨上棟階段
 
鉄骨上棟
鉄筋が細かく入っているところに、基礎梁がこれからコンクリートで作られる。間口が狭い建物なので、柱を基礎に埋め込み、短手方向に対しては、柱脚部での剛性を保ったラーメン構造となる。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら