リノリウム

代々木の住宅では、トイレと納戸の床材に、リノリウムを使う予定となっています。リノリウムは、塩ビシートと似ていますが、大きな違いは、亜麻仁油などの天然材料から作られる、自然素材であること。お施主さんは当初は、塩ビシートを希望されていましたが、自然素材にこだわられていたことから提案しました。
「天然の抗菌性があること、静電気を発生しにくくホコリが溜まりにくいことからアレルギーや喘息などがある方に特にお勧めできる床材です。」は取り扱い代理店であるフォルボ・フロアリングのコメント。工務店の見積価格は5,800円/㎡。
非常に沢山の色の中から選ぶことができるのですが、在庫が無い場合は、ヨーロッパからの取り寄せになるので、3ヶ月かかることが要注意。代々木の家でもそろそろ決めた方が良いかと思っています。
最近では、デイサービスセンターの床に使いました。
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デイサービスセンター(CLUB RIVER)
この時は、併設する保育室に、コルクリノリウムを使いました。こちらは、厚みがあるコルクを基材としていますので、クッション性があります。この時には、掲示板として同じくコルクを基材としたブルテンボードを壁に使い、同色の赤でまとめました。
コルクリノリウム

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら