板橋区前野町_木造3階建住宅_上棟(56日目)

板橋区前野町の家は、屋根が一つのテーマとなっています。

敷地は南北軸に対して45度振られており、北西と北東の隣地境界線側には第二種高度地区の斜線制限がかかり、その角度がそれぞれ29度44分と29度55分です。

ほぼそれに沿った17.5(高さ)/10(水平距離)の勾配の屋根を北西と北東の隣地境界線側に対して作りました。

北東隣地境界線側の勾配屋根は棟までは一体のものとして立ち上がりますが、北西隣地側のボリュームは棟から緩勾配で折り返す屋根として、その下に寝室とワークスペースを作りました。
南東道路側のボリュームは棟から急勾配で折り返す切妻屋根として、二階上部の三角の吹き抜け空間としました。

吹き抜け空間の、17.5/10勾配の屋根は29度44分の角度。反対側の屋根は、42度2分の角度。
30度を超えない屋根は、構造的には柱と扱えるため、軒から棟に向かって柱を渡し構造用合板を貼った「耐力壁」となっています。
反対側の屋根は、かけ渡した梁に垂木を架けた「屋根」となっています。

上棟後の現場訪問で初めてその様子をみることができました。
内部は断熱材が入り天井が貼られますが、大きく張り出したバルコニー上の軒天井は完成後もその対比がわかるあらわし天井として仕上げられます。


「柱」としての屋根。野地板の24mm構造用合板は耐力壁として扱われます。


梁に垂木を架けた「屋根」