リンケ・ヴィーンツァイレの集合住宅
リンケ・ヴィーンツァイレの集合住宅1 オットーワーグナー 1898~1899年
38番地と40番地に建つ、二つの集合住宅。建築史の教科書に必ず出てくるのだけど、
「ファサードに絵を描いただけじゃん」といった印象は、実際のものを見てもあまり変わらなかった。教科書的には、ファサードを皮膜として扱ったのが、近代的であるとのことだったと思う。でも綺麗でした。建築史の上での意味づけは別として、何も知らなくても、目を引く建物だと思います。
まずは左手にある40番地。「マジョリカハウス」と呼ばれている。マジョリカ焼きのタイルが遣われているとのこと。花模様もそのタイルで描かれている。
次は、角地の38番地のもの。壁面装飾は、金箔とのこと。
二つの集合住宅の間の部分
38番地をコーナーから見たところ
コーナー頂部のアップ
著者情報
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私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら