vol.23 トップライト1
トップライトを使ってきたのは狭小地での設計が多いです。周囲を囲まれた状況の中で採光を取るために、天空の光に頼らざるを得ない状況も多々ありました。空からの光の演出的な効果を期待してトップライトを設計したこともあります。昔の図面を見ると単板ガラスのトップライトもあったようですが、今ではLOWーEの複層ガラスで作るのが当たり前になりました。
この家は角地の狭小地の住宅です。角地側にはL字型の窓を設けました。残り二面の隣地側にL字型平面のトップライトを設けました。このトップライトは2階と3階の壁のズレを利用して設けたものです。トップライト下には木製ルーバーと照明器具が組み込まれています。木製ルーバーは遮光のためですが、周りの3階から室内を覗き込まれないための視線対策としても考えています。
この家も狭小地の3階建て住宅です。敷地の一番奥に三角形のトップライトを設けました。当初サッシ工事で出た見積もりがとても高く、金物の現場製作工事としたことを覚えています
この家の2〜3階はスキップフロアとなっており、3階のスキップフロアの間にはスリットがあります。そのスリットの上に帯状のトップライトがあります。
うなぎの寝床のように細長い敷地です。今のところ両隣の敷地は空いていますが、将来的には建物が立つことが予想される立地条件でした。中庭から採光をとる案も考えましたが最終的にはトップライトも利用して採光をとることにしました。二世帯それぞれのリビングの上にトップライトがあります。
この家は吹き抜けに箱が浮かび上がるように作られており、箱と箱の間のスリットの上にトップライトがあります。
二階に上がる階段の両脇は二つの子供室。階段の上にはトップライトがあり子供室と階段の間はポリカーボネートの半透明の壁となっています。ポリカーボネートのボリュームは子供室の間にある光行灯となっています。