庭を中心としたL字型のワンルーム空間
大きなインテリア空間
30年以上前のハウスメーカー住宅の改修。壁を取り払い、庭をL型に囲むワンルーム空間を作りました。それを囲む茶色と黒に塗り分けられた「箱」の中に、収納・書棚、キッチン・水廻り等、生活を支える機能を納めて、庭、部屋、茶色い箱、黒い箱の順番で連なるインテリアとしました。
計画地 | 大阪府枚方市樟葉 |
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期間 | 2005.1~5(設計) 2005.6~9(施工) |
設計・監理 | 角倉剛建築設計事務所 |
施工 | 河原工房 |
外部仕上げ | 屋根/塗装塗り直し 壁/アクリルリシン吹き直し |
内部仕上げ | 床/カバフローリングの上蜜蝋ワックス 壁/ビニールクロス 天井/ビニールクロス |
その他 | 『Goodリフォーム』平成18年8月号 |
30年以上前のハウスメーカー住宅の改修。壁を取り払い、庭をL型に囲むワンルーム空間を作りました。それを囲む茶色と黒に塗り分けられた「箱」の中に、収納・書棚、キッチン・水廻り等、生活を支える機能を納めて、庭、部屋、茶色い箱、黒い箱の順番で連なるインテリアとしました。
L型のワンルーム空間は、白い間仕切りにより、3部屋に分けることも可能。普段は真ん中の部屋で過ごすことが想定されています。残りの二部屋は、それぞれ家族の為のエクステンション(書斎)、来客のためのエクステンション(客間)として、個室として使うことも考えられています。部屋を仕切る間仕切りは、開放時は壁や家具の中に隠されているので見えません。
この建物は鉄骨造です、木造の建物と比べると柱の数が少ないこともあり、壁を大きく取り払うことができました。壁を取り払い柱と柱の間にあるX型のブレースが露出しました。ブレースは丸鋼のシンプルなものに取り替えました。
キッチンは、収納などと一体の家具として作られています。明るい茶のバーチ材で仕上げました。キッチン奥のカップボードは黒の壁面と色を揃えた壁面収納として造りました。中断は白いニッチとして作業台としています。黒い壁の奥は洗面室、浴室、納戸です。
キッチンコンロのうえはレンジフードとエアコンがあります。壁際の黒い収納と一体の家具として造られています。
裏にある勝手口の位置を変え、玄関から勝手口まで、一直線に繋ぐ廊下を造りました。その廊下を挟むように、水廻りとアイランドキッチン を配置しています。この廊下の周りで殆どの家事がおこなわれるコンパクトな家事動線です。
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