連なり合う小さな空間からできた住宅
立体的に繋がるLDKとそれに連なる個室
敷地は低層な住宅がまわりに建つ良好な住宅地の中にあります。建蔽率40%容積率80%と、建てられる面積は限られています。また北側斜線も厳しく、建てられる高さも限られています。容積率に入らない地下を活用することにして、地下1階地上2階の住宅にすることにしました。
ご夫婦とお母様、そして将来的にはお子様二人の計五人が暮らすことが想定される住宅です。大きなLDKを作ると4つの個室が貧弱になるので、同じような大きさの魅力的な部屋をたくさん作り、LDKや個室にすることにしました。家の中のパブリックスペースとなる地階のダイニングキッチン、1階のリビング、2階のホールは吹き抜けを介して立体的に繋がる空間です。その空間に連なるように4つの個室が各階に作られています。