House
白山の家 東京都文京区 狭小地に屋上と地下室を備えた3階建て住宅
計画地 | 東京都文京区白山 |
期間 | 2013.4~2014.4(設計) 2014.5~2014.12(施工) |
敷地面積 | 48.58㎡ |
建築面積 | 32.43㎡ |
延床面積 | 106.12㎡ |
規模・構造 | 鉄骨造地下1階地上3階 |
設計・監理 | 角倉剛建築設計事務所
山田構造設計事務所 |
施工 | 平野建設株式会社 |
外部仕上げ | 屋根/シート防水
外壁/ガルバリウム鋼板平葺き |
内部仕上げ | 床 /相生杉フローリングt30、磁器質タイル
壁 / 塗装
天井 / 塗装 |
その他 | 写真撮影 吉田誠 |
B1〜3階+屋上の狭小住宅
南が明るい開放的な角地
49㎡(6m×8m)の狭小敷地にでの地下1階地上3階+屋上の計画。敷地は道幅が狭く、混み合った住宅地の中にあります。敷地の南東と南西の2面が接道しており、南側が開かれた角地となっていました。建主はこの開放的な環境が気に入り敷地を購入。狭小地の事例も数多くある私たちの事務所にコンタクトをとり、設計を依頼していただきました。
建主が望まれたのは角地に対して開放的な家づくりでした。このご要望を受け、2階と3階は交差点に対して大きなL時の窓を設けることにしました。
1階の駐車場と一体空間の玄関
1階には二つの入り口があります。車が入る南東のシャターの入り口と毎日の出入りに使う南西の開き戸の入り口です。どちらを使っても、駐車場と一体となった玄関に入ります。南西の開き戸は、スチールで作られた框戸で鏡張りの扉の奥は下足入れとなっています。オレンジの扉を開けると廊下があり、ガラス越しに見えるのは廊下前の玄関収納です。
明るいLDK
二階に上がると交差点に面した窓から明るい光が入ってくるLDKがあります。南西に設けられたスケルトン階段を通して、3階の光も二階に差し込む明るい空間です。階段横には転落防止を兼ねたテレビ台が床から浮かび上がるように据え付けられています。
北側に設けられたL型のトップライト
北側斜線が厳しく、3階は北側のボリュームを削る必要がありました。この北側の大きさの違いを利用して、北東と北西にまたがるL型のトップライトを設けています。2階のリビングは南に設けられたL型の窓からの暖かい光と北側のL型のトップライトからの柔らかい光で囲まれた空間です。トップライトには光を和らげ、周りの3階からの視線を遮るためのルーンバーが設けられ、ルーバーの間にスポットライトが仕込まれています。
キッチンはピザの生地を伸ばせるようなものとしたいというご要望を受け、奥行き95センチのワークトップとしています。
地下空間
当初は3階建ての計画でしたが、予備のスペースとして地下も作ることになりました。主に収納スペースとして考えられていましたが、サンドバックを取り付けるフックも取り付けて欲しいというご要望も出ましたので、簡単な運動をするスペースとしてもオ考えのようでした。壁は吸湿性の高いケイ酸カルシウム板(日本インシュレーション Baubuio-T)で仕上げました。
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