スキップフロアーがクロスする長屋
最小限の集合住宅
T字路のつき当たりに建つ、賃貸長屋の建替え計画。
もともと建っていたこぢんまりとした単身者用4住戸のアパートを、若い夫婦が住めるぐらいの、ゆとりを持った2住戸の賃貸住宅とすることが求められました。
外形は、周辺の住宅地と合わせた切妻の形をベースとしています。インテリアと呼応させながら、T字路を受け止めるように、「く」の字に壁面の形を変形させています。 またT字路に対する正面性を強く意識し、道路側のファサードだけモルタルに白い吹き付け塗装で仕上げ、他の外壁と屋根は全て、黒いガルバリウム鋼板の平葺きで仕上げました。