柿の木坂の家 東京都目黒区 狭小地に建つロフトまでが一体となった３階建て住宅

ロフトまでが一体となった、三角形のインテリア空間

敷地は低層の住宅地の中にあります。敷地面積は60㎡。建蔽率60%容積率150%、第一種高度地区という厳しい条件の中で、出来るだけ大きなボリュームを確保しています。
１階はビルトイン駐車場と主寝室があります。２階にはLDKと水回りを設けています。２階の上には子供室として使われる３階とロフトがあります。吹き抜けを介して２階からロフト階までが繋がります。三角の屋根には天窓が取られ光が入ってきます。

３階までの高さを取るため、１階の玄関は地面より低い位置にあります。玄関の土間は墨入りモルタルで仕上げました。玄関右手の腰までの扉は下足入れの扉です。下足箱は右手の主寝室に飛び出させ、間接照明を仕込んでいます。扉の上の天井は彫り込み、ダウンライトを納めています。その先は２０センチ下がり右手は主寝室とクローゼット。左手階段下はトイレとなっています。階段左の壁の先はビルトイン駐車場です。

２階はLDKと水廻りがあります。キッチンはシナ合板で作り、白いモザイクタイルを壁に貼りました。キッチンの壁の奥は洗面室と浴室になっています。キッチンの右手は収納と作業台があります。作業台の壁は茶色のクロスで仕上げられていますが、そのまま３階の壁仕上げに繋がっていきます。

３階はロフトと一体となった大部屋です。姉妹二人が使う子供部屋で、成長に合わせて家具を配置して、その時々にあった使い方をしてもらうことになっています。二階の作用台前に貼られたクロスが、壁と天井に貼られています。