House

東・佐藤邸 東京都渋谷区 周密な都市環境を屋上バルコニーで開放的にした3階建て住宅

狭小地でも素敵な住宅 スケルトン階段を使って開放感を テラスへと続く光の通路 2階に上る階段 キッチンからリビング シンプルな階段 リビングからキッチン 使いやすいリビングキッチン ダイニングテーブルとキッチン スキップフロアーの隙間 トップライトからの光 収納から書棚まで一体となった棚 ライブラリーから寝室 収納力抜群のライブラリー 寝室からライブラリー 裏庭よりグレーチングのテラス 1階から道路の眺め 裏庭のエゴノキ 洗面室 縦置の浴槽
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計画地東京都渋谷区恵比寿
敷地面積49.40㎡
建築面積27.99㎡
延床面積81.20㎡
規模・構造鉄骨造、地上3階
設計・監理ティーエイチティーアーキテクツ
山田構造設計事務所
施工群峰工業
外部仕上げ屋根/シート防水、ガルバリウム鋼板瓦棒葺き
壁/モルタルの上、ゴム系塗装
内部仕上げ床/ナラフローリング、ラワン合板の上リボス塗装
壁/PBt12.5の上EP塗装
天井/PBt9.5の上EP塗装
その他月刊「TITLE」2005年10月号
クロワッサン676号
新しい住まいの設計2006年8月号等掲載

三つのスケールに整理された、一筆書きで連なる空間

細長の狭小敷地

角倉、八尾、大野の最後の共同設計の作品。角倉が設計を担当し、個別事務所とした後、監理を引き継ぎました。細長の狭小敷地の中で、どれだけ伸びやかな空間づくりができるのかを考えました。

1階は、シンプルな土間空間。通りからガラス越しに、奥の明るい坪庭まで見えるトンネル状の空間です。将来ここでお店でも開きたいというのが施主の希望。

2階から、3階はスキップフロアーで連続した、一体的な空間。スキップする床の間からは、トップライトからの光が注ぎ込み、ステンレスのダイニングテーブルを鈍く照らします。設計で気にかけたことのひとつは、3階ライブラリーの床の高さ。手渡しで物の受け渡しができる、床の高さとしたことで、一体感が生まれました。

3階のライブラリーは、35センチの本棚×10段分= 3.5メートルの天井高。通りもよく見え、3階の寝室・2階のリビングとも繋がりが良いこの家の心臓部。

 

「主室」に光と、広がり感を

1階から3階のこれらのスペース(これを仮に「主室」と呼ぶ)を豊かにするため、設計で考えたことは、大きくは次の二つ。

入って右のスペースは、全ての階で、巾90センチのラワン合板で造られた「家具」として設計していますが、その中に水回り、階段、収納等のスペースを全ておさめたこと。また、書棚は、キッチンの収納と合わせ2-3階の壁面収納状の「棚板」としてデザインしていること。「主室」、「家具」、「棚板」という3つのスケールに限定することにより生まれたまとまりが、伸びやかな空間を生み出してたと考えています。

ふたつ目。各階の奥のスペースをどん詰まりとせず、テラスとして残したこと。また、2階、3階のテラスの床は、グレーチングとし、下階に自然光が注ぎ込むようにしたこと。外にあるもうひとつの空間が、「主室」に光と、広がり感を与えることと思います。

屋上バルコニー

1階から3階まで一筆書きのように連なる終着点は、屋上バルコニーとなっている。周密な都市環境も、屋上から視点を変えて見れば、なかなか開放的で気持ちの良いもの。この住宅に置ける最後の重要なスペースであると考えています。

鉄骨造,3階建て,狭小地,土間,スキップフロア,ライブラリー