vol.17 窓1
窓は風景を取り込み、光を取り込みます。
都心で住宅を作るときは、プライバシー確保の為に外壁に設ける窓は小さめになることが多いです。
戸越公園の家では、緑が多い戸越公園の目の前であることが気に入り建主さんは敷地を購入されました。建てる家も緑の景色を取り込みたいというご要望で、横長のリボンウィンドウを二階に設けました。リボンウィンドウは少し道路に突き出した出窓となっており、道路側からの視線をカットします。
2階から公園側を見たところです。両サイドはジャロジーのアルミサッシです。その間のへの字のフィックスのサッシはスチールサッシです。への字に曲がっていることで、緑が少し立体的に取り込まれます。この住宅は鉄骨造。木造住宅でよく使われる既製品のサッシでは大きさの規制があり、なかなかこの様なサッシを作るのは難しいです。
戸越公園の家と同じく公園前の立地の木造住宅です。木造用の同じ大きさの規格サッシを公園側に三つ並べています
窓から見る公園の緑は額縁の中の絵のように見えます。ピクチャーウィンドウなどとも言われる窓です。眺めだけを考えればはめ殺し窓にしたいところですが、通風確保の為に引き違い窓としています
成田の二世帯住宅は、南北に眺めが良い庭がある大変恵まれた環境にある住宅です。いくつかの窓は南北の庭を一直線に貫くように配置されています。この窓の奥は和室、その奥はリビングです。
リビングから和室越しに南の庭を見たところ。左手に見える書斎、右手にかすかに見える浴室からも南の庭を楽しむことができます。