vol.13 気持ちが良い道の空間

歩いているだけで、気持ちが良い道というのもあります。いろんなことが関係してくるのでしょうが、道のプロポーションはその中でも大切な要素だと思います。

金沢東茶屋街 /

金沢の東茶屋街の街路空間です。重要伝統的建造物群保存地区に選定されている場所ですから、廻りの建物のたたずまいも雰囲気がある良い通りです。
廻りの建物の軒高が揃っていて、そこから上に余計な物が見えないので、街路のプロポーションがとてもよくわかる空間です。道幅と建物の高さは共に5m少し、ほぼ正方形の断面をもつ街路空間です。ゆったりとしていて、なおかつ親密感のある、とても気持ちが良いスケールの空間だと感じました。

前の記事

vol.12 狭い道の空間

次の記事

vol.14 住宅の地盤改良工法