「セカンドネイチャー展」
新年最初の展覧会は、吉岡徳仁プロデュースの「セカントネイチャー展」へ。とにかく圧巻は、メインの会場の、霧のように見えるインスタレーション。無数の白いファイバーを天井から吊るすことで、タイトルそのものの「第二の自然」としか言い表せないような風景を作り出しています。
帰りがけに読んだ本の中の、吉岡さんの言葉に、「消費されるトレンドを考えたデザインには興味がない。未来のスタンダードにつながるものを作っていきたい」とありました。
プロダクトデザイナーである吉岡さんはがコマーシャルな世界に背を向け、アートの世界の方を見つめることにより、その領域を広げようとしているのでしょう。一部のアーティストが、コマーシャルな世界と手を結びその領域を広げようとしていると反対のやり方で。