プラネットカラーウッドコートの色見本

ピンカドユニセレクト
代々木の二世帯住宅では、フローリングが現場に入ってきました。二世帯別々のフローリングを使っています。子世帯のフローリングは、ミハマ通商のピンカドユニセレクトです。建主が赤い色にこだわり、最終的にセレクトしたフローリングです。今回は造作材もこの色に合わせて考えたいということで、この色を基準に考えて行くことになりました。
造作材は枠材としてニャトー、建具などの面材にはレッドオークを使うことにしました。比較的赤い色の木材です。
木材保護着色塗料として、今回はプラネットジャパンのウッドコートを選びました。プラネットジャパンの東京営業所に使用する木材とフローリングを送り、フローリング合わせした色、そして徐々に色を 薄くしてナチュラルにしたものの色見本をいくつか作ってもらい検討することにしました。

ニャトーとレッドオークの色見本


1.OPオールドレッド+OPマホガニー、2.OPオールドレッド+#16チェリー、3.OPマホガニー+#3レッド、4.#4マホガニー、5.グロスクリア仕上げ
1が一番赤く2から4で徐々に色が薄くなり5はクリアです。
3か4のいずれかが候補となり、建主の間でも意見が別れましたが、今のところ3が候補となっています。
なお、プラネットカラーのOP表記がある色は塗膜を作るタイプで、#のタイプは木に浸透するタイプです。OPが入ったものは木目が少し潰れるのが気になりました。

ラーチ合板と米松の色見本

現し天井の合板や梁にも木材保護着色塗料を塗る予定です。こちらにも先ほどと同じ色を塗ってみました。
構造材はナチュラルベースで少し赤寄りに色を傾かせる程度で良いのではないかという判断で4の予定となっています。汚れにくい天井なので、ほとんど色が変わらない5でよければ、塗らなくて良いと思います。写真はラーチ合板の色見本です。

インドネシアチークFJL
1階はミハマ通商のインドネシアチークFJLを選びました。しっかりとしたフローリングでありながら、見積もりを取ったところコストパフォーマンスが良かったのが選定理由の一つです。こちらも2階と同じような考えで色見本を作ってもらいました。1階の造作材はタモを選んでいます。

タモの色見本

1.OPライドシーダー、2.OPライドシーダー+OPミディアムブラウン、3.OPライドシーダー+#4マホガニー、4.#シーダー、5.グロスクリア仕上げ
1が一番インドネシアチークに近く2から4で徐々に色が薄くなり5はクリアです。
4と5のどちらから選んでで欲しいとの話となりました。まだ最終決定ではないのですが、今のところ少しだけチーク側に色を傾かせた4を選ぼうかと考えています。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら