鉄骨造3階建て、耐火建築物のコスト

ようやく、模型展の準備も一段落した。

たまっていた、雑用などももうじき終わり、ようやく、竜泉の家の実施設計に、来週ぐらいから、本格的に取り組むことができる。
本格始動の前に、一度竜泉の家の基本設計の見積を今後のために分析してみた。
竜泉の家は、鉄骨造3階建ての耐火建築物だ。
敷地面積は75m2で狭小住宅の部類。
ウナギの寝床状の敷地の建物なので、外壁が多くなり、コスト的には不利である。
一応二世帯なので、キッチンが二つあったりするのもコストが嵩む要因となる。
屋上利用もある。
以下全て税抜きの話
本体にかかるお金を算出してみると、3165万となった。
(別に杭工事120万、既存家屋解体費135万)
ビルトインの駐車場部分を除く住宅部分の坪数は、33.8坪
これを計算すると、93.6万/坪となる。
比較対象として考えていた、今まで手がけた鉄骨造3階建て耐火建築物と比べると、少し安くなった。
比較事例は、25~30坪程度のものなので、少しだけスケールメリットが働いたようだ。

ちなみに、吹き抜けと駐車場部分をいれた、施工床で考えると、40.5坪

これを計算すると、78.1万/坪となる。
(坪単価が安く表示されているケースは、こちらの算出方法が多いです)

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら