地鎮祭(1日目)


板橋区前野町の家の地鎮祭。お施主さんとは、昨年の12月にご相談をいただきました。それから11ヶ月、予定より2ヶ月遅れましたがこれから工事が始まります。


31.5坪の木造3階建ての住宅です。準防火地域なので、準耐火建築物とすることで対応することが多いのですが、今回は別の法規による解き方で対応することにしました。この解き方は開口部に規制がかかるのですが、そのかわりに内装の自由度が高くなります。柱や梁を必ずしも石膏ボードで覆わなくても良いので、通常の木造3階建てと随分違ったインテリアになると思います。敷地が角地のため、開口部の制限がそれほどないことがわかり、この解き方とすることにしました。
屋根とバルコニーがテーマとなった建物です。お施主さんが望まれているバルコニーのあり方を、ようやく理解できた時に一気に今の屋根とバルコニーの形が出来上がりました。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら