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気になるコトモノ
2019.08.20
エコハウス(東と西の窓の日射は制御しにくい)
2020年より、一般的な新築住宅について省エネ基準への適合可否について説明が義務化されます。それに備えての勉強会に最近参加しています。

説明が必要なのは、
1.外皮平均熱貫流率(熱の逃げやすさを示す値。冬の断熱性能の指標で小さい方が良い)
2.夏の平均日射熱取得率(日射の入りやすさを示す値で、小さい方が遮熱性能が高くて良い。)
3.一次エネルギー消費量(省エネ性能を標準の消費量と比較して評価する。)
の3点になります。(それぞれの内容についての詳細は記載しきれないので、ここでは割愛させていただきます。)

次回勉強会で事例発表が必要なので、常盤平の家で試算してみました。

1.外皮平均熱貫流率=0.62W/?K<0.87W/?K→OK
これは一応クリアーしました。ZEHと呼ばれるこれから求められる省エネ住宅では、0.60W/?Kの値が求められるようです。

2.夏の平均日射熱取得率=0.3>0.29→×
これは残念ながらクリアーできませんでした。東の庭を見るための大きな窓をいくつも作っているのですが、これが敗因でした。日射取得量のトータルが8.84なのですが、東の窓の日射取得量が3.33と38%を占めています。
南の窓は庇により夏の太陽光の入射がコントロールできるのですが、東と西の窓に朝夕の低い入射角で入ってくる太陽光は、庇では太刀打ちできないのがよくわかりました。サッシの性能をあげるか、窓面を覆う遮蔽物を設けるしか手がないようです。

3.一次エネルギー消費量
設計一次エネルギー消費量=76.48
基準一次エネルギー消費量=85.5→OK
これはクリアーできました。勉強会では、住宅の消費エネルギーの31%が給湯で、26%が家電・調理、23%が空調であることを学びました。一次エネルギー消費量の計算では、家電・調理がカウントされないので、実際の省エネを考えるときは家電の性能も大きく影響するとのことでした。
一次エネルギー消費量の計算の上では、給湯器(エコキュートやエコジョーズが優れている)や空調機(エアコンが優れている)の選び方がキーとなるようです。

内容を理解して実際に計算が終わるまで、おおよそ2日の手間がかかりました。来年からはそれなりに手間となる業務が増えそうです。